夜泣泉

境内

本堂創建の翌年(1165)六月七日、堂僧が夢のお告げにより発見したという霊泉で「『古今著聞集』には「いつも冷たく美味く汲んでも尽きず、汲まぬ時は余らざる不思議な泉。」と記されている。

夜のしじまに湧き出す音が“すすり泣き”に似ることから“夜泣き”泉と言われるようになり、いつからか地蔵尊が奉られ、その「前掛け」を持ちかえり子供の枕の下に敷けば“夜泣き”が治癒するとの信仰がうまれた。今もそのご利益を求める参拝が続いている。